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外交文書公開体制の強化 [2010年公文書管理問題]

昨日13日の朝日新聞に「外交文書の公開 担当部署を増強」という記事がありました。ネット上には上がっていないようなので、NHKのもので代用。

外務省 外交文書公開を徹底へ
5月12日 5時54分 動画あり
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20100512/t10014377661000.html

外務省は、30年経過した外交文書を原則公開するとしたルールを徹底するため、例外的に非公開とする場合は、大臣など政治家が判断する仕組みに改めるとともに、今後の文書公開に備えて新たな部署を設け、担当の人員を大幅に増やす方針を固めました。

外務省は、日米の密約問題で外交文書の管理や公開のあり方に問題があると指摘されたことを受けて、省内に岡田外務大臣を本部長とする対策本部を設け、見直しを進めています。これまでの検討の結果、作成から30年経過した外交文書を原則公開するとしたルールを徹底するため、大臣訓令に基づく新たな規則を策定し、例外的に非公開とする場合は、担当課だけでなく、最終的に大臣や副大臣など政治家が判断する仕組みに改める方針です。また、今後の文書公開に備えて、現在文書の保管や公開を別々に行っている3つの室や班を統合して新たな部署を設け、「外交史料館」と合わせて担当の人員を100人程度まで増やすことにしています。外務省は、こうした対策を近く正式に決めたうえで、今月末をめどに、1960年の安保改定や1972年の沖縄返還にかかわる外交文書から優先的に公開することにしています。
(引用終)

朝日の記事によれば、25日の「外交記録公開・文書管理対策本部」の会合で正式決定することのこと。
また、統合する3つというのは、「外交記録審査室」(文書公開の判断をする)、「情報公開室」(窓口)、「移管文書班」(各部署の文書を管理)、とのことです。
また、人数は3つの部局を50人から70人に、外交史料館を20人から30人に人員を増強するとのこと。

詳しくは25日を待ってから書きますが、人員が増強されるのは良いことだと思います。
あとは制度的にどこまで機能するようなシステムになるかという所でしょうか。
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