「東宮職日誌」公開 [HP関係]
HPの「史料紹介」にて、「東宮職日誌」1946年(昭和21年)8月6日分を公開しました。
広島原爆投下一周年ですが、それとは全く関係がありません。
東宮職は皇太子付きの部署のため、内容には政治史的にあまり大きな出来事が書いてありません。
当時、皇太子(現天皇)は中学1年生ですし。
今回紹介した史料は、都立小金井公園の中にあった学習院中等科の敷地の一部が、米軍に接収されそうになって慌てふためく様子が描かれたものです。
ちょっとしたエピソード的なものですので、前に紹介した「侍従職日記」とは史料の重みが違いますが、ご興味があれば是非御覧下さい。
やっとHPの方も形になってきた実感がわいてきました。
この後しばらくは、ブログをのんびり更新して行きたいと思います。
なお、行政訴訟の方の初公判は9月21日(木)です。初めは訴状の読み上げぐらいだと聞いていますので、本格的に始まるのはその後からということになると思います。
「情報公開法の不服審査」(小泉信三の件)公開中 [HP関係]
HPで、以前書いた「情報公開法の不服審査-宮内庁に関する審査の実例」(『年報日本現代史』第9号)をPDF化して公開中です。
ついでに、前に公開した「情報公開法を使いこなす~宮内庁における体験から」(『季刊戦争責任研究』第38号)のPDFファイルも軽量化しました(やっとスキャナの使い方に慣れてきた)。
この文章は、小泉信三東宮職常時参与(現天皇の教育担当者)が個人情報として不開示となったために、情報公開審査会(現:情報公開・個人情報保護審査会)に異議申立を行った経緯とその結果について報告したものです。
合わせて、「過去の記録」の部分に、その関係資料を解説付で掲載しました。
異議申立を行いたい人がいた場合の参考になるかとも思うし、また現在訴訟となっている件の原点がこの件にあるので、全ての公開を行うことにしました。
何とかわかりやすくなるように、色々と解説を頑張って付けましたので、よろしければ御覧下さい。
「侍従職日記」公開 [HP関係]
HPの方で、「侍従職日記」の昭和20年(1945年)8月14日の分を公開しました。
昭和20年8月14日というのは、ポツダム宣言の最終受諾を決めた日であり、玉音放送の録音などもなされた日です。
この史料は、日大研究員の佐藤宏治君から提供を受けたものです。
私も宮内庁で見たことはあるのですが、金をケチって手で写したので、原本が残っていませんでした。
私が訴訟を起こしている文書がどのようなものなのかということと、実際にこのような史料が情報公開によって出てくるのだということの両方の紹介を兼ねています。
今のところ第2回として東宮職事務日誌、第3回としてヴァイニング夫人の契約書というあたりをアップさせていこうかと思っています。
ちょっと専門的でわかりにくいかもしれませんが、興味のある人はお立ち寄り下さい。
ホームページ開設 [HP関係]
ホームページを作ってみました。
http://www008.upp.so-net.ne.jp/h-sebata/index.html
まだ作り方に慣れていないので、色々と不備な点が多々あると思います。
「この様にすると見やすい」などあれば、コメントを頂けると幸いです。
なお、表紙に貼った写真は、情報公開とはあまり関係がありません。
これは、現天皇の皇太子時代の教育を担当していた小泉信三が所有していた『ジョージ五世伝』の最終ページです。
小泉の遺族の方からもらったという元東宮侍従の人から見せていただいたものです。
1954年10月7日に1回目を読み終わり、1959年4月3日に2回目が読み終わったことがわかります。
この2回目が皇太子と一緒に読み終わった日であることは、小泉の残した文章からわかっています。
トップページに何か写真でも置いてみたかったので、とりあえず載せておきました。
まだ未完成ですが、どうかよろしくお願いいたします。