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米国国立公文書館が史料をネット公開 [情報公開・文書管理]

数日前の記事。引用します。

大戦の史料 ネット公開 米国立公文書館

2008年12月20日 朝日新聞

 【ワシントン=勝田敏彦】米国立公文書館が、第2次世界大戦に関する史料の大規模なインターネット公開を始めた。旧日本軍がハワイ・真珠湾を攻撃した7日(日本時間8日)を前に発表。従来は有料サイト(年間料金69.95ドル=約6100円)だが、今月中は無料。同館かその分館でしか見られない史料を利用しやすくするのが狙いだ。

 歴史資料を集める民間のウェブサイト「フットノート」(www.footnote.com)と協力し、まず史料50万点、写真10万枚を同サイトに掲載。連合国軍が撮影した日本各地の偵察写真や、日本軍兵士の日記の英訳なども含む。今後、掲載を増やす。

 公文書館のジェームズ・ヘイスティングス普及部長は「『グーグル世代』に、歴史上重要なこの時期の記録に触れてもらいたい」と話す。「フットノート」には、利用者が写真や文書を投稿できる。この企画は、公文書以外の記録を広く収集する狙いもある。
(引用終)

ほう、と思ってとりあえず検索をしに行ってみた。
ここ

見た感じだと、兵士一人一人の情報を国民に提供するという色合いが強いのかなという感じがした。
それは、トップページに
"Remembering honor, duty and country"
と副題が付いているのがその証拠だと思う。

あまり詳しく見てないので解説はできないのだが、Emperorで検索してみたところ、空襲で焼け落ちた明治宮殿(現在の宮殿のところにあった)の航空写真があった。
kyuu.jpg
昔の明治宮殿の地図と比較してみると、一番左上の部分が「御車寄」で、その先が二重橋になる。つまり現在の宮内庁の上空あたりから二重橋方面を撮影したという構図だと思う。

気になったのはむしろ、朝日の記事にある「この企画は、公文書以外の記録を広く収集する狙いもある。」という部分。つまり、個人が所有している記録を自分でアップロードすることができるということなんだろうか。
これは史料が確かに飛躍的に増えるということにはなるだろうけど、一方で原本がどこにあるかわからない史料が大量に出現するということにもなるような気がするのだが、そのあたりはどうなっているのだろうか。
だれか、詳しい方が解説してくださるとありがたいなあという感じです。(他力本願(-_-;))

アジ歴などもそうだけど、ネットでどんどんと史料が見れる時代なんだなあということを実感する。こういった技術の進歩に追いつかなければならないというのは、便利である反面、しんどいなあという感じもする今日この頃。
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