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中山恭子「公文書管理担当大臣」(強調!) [情報公開・文書管理]

先程、福田内閣の改造人事が行われた。
それまで、上川陽子氏が公文書管理担当大臣を勤めていたわけだが、今度は中山恭子氏に変わった。

中山氏の正式な肩書きは、「内閣府特命担当大臣 (男女共同参画/少子化対策) 拉致問題担当/公文書管理担当」である。
Wikipediaで調べてみたのだが、この肩書きの()内のものは、内閣府に事務処理のための機関(ここでは「男女共同参画局」)があるものであり、その後の「~担当」というのは、内閣官房に事務処理機関が作られている場合なのだそうである。
これは、内閣府に置く場合は法令を作らなければならないのに対し、内閣官房(首相の直属機関)に置く場合は首相の命令で行えるからという違いがあるそうな。

さて、それを踏まえた上で、新聞記事を見ると、中山氏は次のように書かれている。

少子化・拉致問題 中山恭子

(涙)
少子化相とだけ書かれるならわかる。
でも拉致問題担当相と書くなら、なぜそれと同等の「公文書管理担当相」が抜けるんだ!
やはり、マスコミは全く公文書管理担当相の意味を分かってない。
もちろん、中山氏が拉致問題にずっと関わってきたから、そこが強調されているのはわかるけど・・・。(ひょっとすると、官房長官の発表の仕方に問題があるのか?)
本当にこの問題のマイナーさが改めて実感される。

さて、この中山氏の起用はどうなんだろうか。
中山氏は元々大蔵官僚であり、公文書管理の有識者会議の座長である尾崎護氏の後輩にあたる(8年下だが)ので、ひょっとすると人脈的につながりがあるのかもしれない。
中山氏がどういうスタンスをこの問題に取っているのかは全くわからないが、福田首相は前任の上川氏と同様に、官僚のことを良くわかっている人を担当につけたようには感じる。
ただ、拉致問題にばかり力を入れて、公文書管理の方がおろそかになるようなことだけが心配ではある。

とりあえずしばらくは様子見。頑張ってほしいと願っている。
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コメント 2

長谷川@望夢楼

残念ながら唐突に辞意表明してしまいましたね福田首相……。家に帰ったらいきなり記者会見をやっていたので唖然としました。
by 長谷川@望夢楼 (2008-09-01 22:12) 

h-sebata

本当に・・・。いくらなんでも早すぎますわな。もうちょっと踏ん張ってくれないと・・・。今後どうなるかが心配です。
by h-sebata (2008-09-02 17:37) 

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