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意見書を送ってみた [情報公開・文書管理]

「公文書管理の在り方等に関する有識者会議」の「中間報告」に対する意見募集を内閣府が始めたことは、すでにブログで紹介しました。

「300字程度」という文字制限がなければ、書きたいほどは山ほどあるのですが、仕方がないので自分の一番実感している部分について、体験を交えて書いてみました。

(本文)

強力な公文書管理担当機関の設立に賛同します。その為に、外務省外交史料館と宮内庁書陵部の公文書管理部門を国立公文書館へ統合し、国家として統一的な文書管理がなされるべきです。筆者は書陵部で公文書の閲覧を行っておりますが、申請して2年経過しているにも拘わらず、未だに公開されていない文書があります。書陵部からは原課に戻して審査をしていると聞いており、省庁の内局に移管場所がある場合は、結局原課の恣意的な意向が強く働くことは疑いありません。また現状では第三者機関への不服申立も行えず、抗議することもかないません。
一つでも例外的な措置を認めてしまえば、他省庁での改革の取り組みを鈍らせるおそれがありますので、ぜひご検討頂きたいと思います。
最後に、この改革のために、長期的な予算と人員の確保を強く要望します。

(/本文)

要するに、宮内庁の現状について、そこに手を付けない改革だけは勘弁してほしいという思いを前面に出したものです。
これは自分の利益を押し出したものではあるけど、抽象的な賛成論よりも、官僚の耳には届きやすいのではないかと思いました。

あと、最後の1行は全く文脈を無視したものだし、中間報告への意見にはなっていないんだけど、やはりこれだけは書いておかなければという部分です。
結局制度ができても、金と人がまわらなければ、制度は動かないと思うからです。

この意見書の締切は8月15日です。ぜひ多くの方が意見を送って下さればと切に願っています。
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