SSブログ

電子媒体の公文書保存へ 11年度から政府 について [2010年公文書管理問題]

昨日の共同通信の記事。引用します。

電子媒体の公文書保存へ 11年度から政府

 枝野幸男行政刷新担当相は19日の記者会見で、パソコンなどで作成した電子媒体の公文書を2011年度から国立公文書館でそのまま受け入れて保存する方針を明らかにした。公文書の原本は紙媒体だが、電子媒体による作成が増えた状況を考慮した。

 枝野氏は「電子情報を公文書館で受け取ることを始める」と表明。同時に「公文書が消えては困るので、電子情報を紙媒体に落とさなくていいのか技術的な面も含めて検討しなければならない」と指摘した。

 電子媒体での受け入れ・保存は、内閣府の独立行政法人評価委員会が3月にまとめる国立公文書館の中期目標に盛り込まれる。
2010/02/19 11:42 【共同通信】
(引用終)

内容よりも、枝野担当相がちゃんと公文書管理に配慮してくれているのだなあということの方にむしろ安心した。
就任の記者会見でも、「公文書管理につきましては、たまたま私もこの法案をつくるときの、当時の野党で対案を出した責任者の1人でございます。議会で修正をして、大変良い法律ができ上がっていると思っておりますので、できるだけ早く施行できるように準備を進めてまいりたいと思っております。」と話しておられたし。

内容については具体的な話が出てこないとわからないが、途中の討議関係の文書は、場合によっては手書きで書き込みなどがなされているものがあると思うので、そういう際には紙の文書の方もきちんと保存・移管してほしいと思う。
電子文書移管が、「電子データだけ渡せばよい」という解釈に捉えられないように注意してほしい。

あと、数日前にアメリカのCNNで取り上げられていたが、下記のような例も「電子公文書」になるはず。もちろん電子メールは言うに及ばずである。鳩山twitterだって本来ならそういった類のもののはずだ。
こういったtwitterや電子メールといったものをどう扱うのかという点についても、是非ともきちんと詰めた方針を出してほしいと願う。

Twitterの「つぶやき」がホワイトハウスの公文書記録に
2010.02.18 Web posted at: 15:40 JST Updated - CNN USA

ワシントン(CNN) ギブズ米大統領報道官は17日、インターネットの一言ブログTwitterで自身がつぶやいた内容が、ホワイトハウスの公文書として保存されることになったと発表した。

ギブズ報道官は記者会見で質問に答え、Twitterの「つぶやき」は職務の一環として行っているものであり、公文書記録の保存を定めた法律に基づいた扱いになると説明した。

ホワイトハウスではギブズ報道官のほか、バートン副報道官やニューメディア担当のメーコン・フィリップス氏がTwitterを職務で利用しており、代表アカウント「@WhiteHouse」は170万人がフォローしている。

ギブズ報道官によると、ホワイトハウスのつぶやきを一般ユーザーが引用しても記録には残らないが、ホワイトハウスにあてて直接返信したつぶやきは、公文書として記録が残るという。なお、ホワイトハウスあてに送られた電子メールは、既に公文書として保存されている。
(引用終)
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:学問

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。