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宮内庁情報公開訴訟第1回公判 [訴訟関係]

本日11時に、東京地裁第606号法廷にて、情報公開訴訟の第1回公判が開かれた。
法廷に入るのは、小学校の時の社会科見学で最高裁に行ったとき以来だ。
もちろん、当事者としては初めてである。
初めてなので、見るもの為すこと、色々と興味深かった。

まず思ったのは、「裁判って流れ作業なんだ」ということ。
法廷に入ると、前の裁判が普通に行われていて、それが終わると、次に当事者がそろっている人が呼ばれて、そのまま原告被告席に座り、すぐに手続きが始まるのだ。
裁判官3名は座りっぱなしで、中央の裁判官が淡々と手続きを進めていく。
そして、1つが終わると、もう次の人が入る用意をしていて、そのまま次の訴訟が行われるのだ。

これをみると、裁判官というのは大変だなと思う。だから、こちらがきちんとした反論を書かないと、あっさりと相手の勝ちになるんだろうなという感じがした。

さて、第1回公判というのは、こちらの訴状と相手の答弁書の読み上げが行われることになっている。
ただ、文書であらかじめ提出してあるので、普通は省略される。
今回もそうだったが、相手の東京法務局の担当官が「もうちょっと書きたいことが・・」みたいな曖昧な発言をしていた。
裁判長から「被告から追加で文書を出すか」と聞かれていたが、それにも曖昧な答えをしていたので、こちらがまず反論を作成することになった。
弁護士さんの話だと、あまりそのようなことを言い出すことはないらしい。
私が勝手に勘ぐると、ひょっとするとこの答弁書を作る際の資料を宮内庁側はまだ揃えられてないのかなとも思った。

終わった後、関係者と打ち合せをしたのだが、やはり法律論の世界は簡単には勝てないということを再認識させられた。
初めは弁護士を雇わずに個人訴訟でやろうとしていたのだが、これがいかに無謀なことだったということがよくわかった。

次回公判は12月14日(木)10:30から。そこまでにこちら側が反論を作って提出することになる。
ただ、どうやら文書上のやりとりが中心で裁判は進んでいくようだ。
それほど法廷でドンパチやりあうようなことにはならないらしい。

ちなみに今回一番驚いたのは、相手が5人もいたということ。
弁護士にあたる法務省の東京法務局の担当官(普通は検事らしい)が一人でしゃべっていたのだが、あとの4名は宮内庁関係者なのかしらん?(1人は情報公開室の人だったのでわかった)
スーツを着ているおじさんが5名並んでいると、威圧感あるなあという感じだった。

とりあえずまだ始まったばっかり。これからが大変だ・・・


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