SSブログ

東アジア近代史学会の感想 [2009年公文書管理法問題]

昨日、東アジア近代史学会で公文書問題について話してきました。
今回は後藤仁さんや早川和宏さんといった行政法学者がおられましたし、「問題提起で」と言われたということもあり、好き勝手に言いたいことをまくしたててきました。
相変わらずの早口で参加者の方には申し訳ありませんでした。(話す内容が多すぎた・・・。開始5分で「終わらん!」と思っていつもよりさらに加速をしてしまったので・・・。)

当日ですが、今まで論文でしかお会いしたことのなかった方にいろいろ会えて、それだけで十分満足でした。それに他の方の発表も勉強になったし、あとの飲み会での話とかも興味深いものが多かったです。(ここでは書けないことばかりですが(苦笑))
それに、私を学会に呼んでくれた方が、まさかの方で(名前は出せませんが)驚きました。

レジュメを上げておきます。報告で使ったものに、当日口で紹介した国立公文書館のパンフと古賀崇氏の論文、宮内庁書陵部の規則も加えた改良版です。削ったところはありません。
http://www008.upp.so-net.ne.jp/h-sebata/koubunsyo/east-asia090621_sebata.pdf
御参考になれば幸いです。

追記
内容的にはたいした話ではないのだが、レジュメの最後に「昭和は遠くなりにけり」と書いたことについて。
元ネタは、中村草田男の「降る雪や明治は遠くなりにけり」という俳句です。
中村が1931年(昭和6年)に母校の小学校を見て詠んだ歌とされています。

中村がこの歌を詠んだときは明治45年(1912年)から約20年だったわけです。現在から見た昭和とほぼ同じくらいの感覚なのだと思います。
もうすでに昭和ですらそれだけ過去の話になりつつあるわけです。今年は天皇皇后の金婚式だったわけですから、50年前はミッチーブームなのです。

史学科はもっと戦後史をきちんと教えてもいいんじゃないかという話の例としてはいいかなと思って書いたのですが、まあ時間が足りずに話せませんでした。
かっこつけようとするもんじゃないですね(苦笑)。
nice!(0)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:学問

nice! 0

コメント 2

sen2002611

 私も参加しました。雨の中、参加人数が心配していましたが・・・。個人的には、大変勉強になりました。
 公文書問題で、今後も、東アジア近代史学会に参加されると思いますが、ブログで催しなどをお知らせ頂けたら有難いです。
 
 
by sen2002611 (2009-06-22 16:57) 

h-sebata

> sen2002611さん

どうもありがとうございました。

催しについては、リンクも貼ってありますが、Daily Searchvistなどいくつかのブログで、アーカイブズ関係の催し物の情報がまとめられていますから、そういったところで確認をしていただけたらと思います。このページでは自分が関わったものしか基本的には載りませんので。

それではまたよろしくお願いします。
by h-sebata (2009-06-22 17:38) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。