SSブログ

全国豊かな海づくり大会と毎日新聞記者 [雑感]

10月末あたりから、毎日新聞佐賀支局の記者が「不敬」だとして2ちゃんねるなどで晒されている。
いきさつは、このようなものらしい。

佐賀県で行われた第26回全国豊かな海づくり大会に出席するために、10月29日に天皇皇后が来訪した。
その1ヶ月前の9月28日に佐賀県庁で、知事の記者会見が行われた。
その際に、毎日新聞佐賀支局の記者が、「今回の行事に、天皇と皇后が佐賀に来ることの意味って何ですか。」と質問を初め、県が財政難の時に天皇皇后が来ることは予算の無駄であるという趣旨の質問を繰り返したという。(佐賀県庁HPに記者とのやりとりが公開されている。

しかも、この質問をした記者が、在日の人だったことが、右翼系の人の批判に拍車をかけた。
いくつかのHPでは、その記者本人の個人情報(名刺)が晒されていた。
その記者を批判するブログをいくつか見たが、読むに耐えないものがほとんどである。

さて、全国豊かな海づくり大会とは、1981年から始まり、毎年各県持ち回りで行われているものである(主催ではないが水産庁が肩入れしている)。
天皇皇后は、皇太子時代の第1回大会からずっと毎年参加している。
そのため、国民体育大会、全国植樹祭と並ぶ、毎年定例の行幸啓の一つとして定例化されている。

毎日の記者は、少し調べれば、毎年天皇皇后が定例的に行っていることがわかったはずである。(知事もそのような答弁をしている)
つまり、そもそもこの大会自体、天皇皇后がいなければ成り立たないのである。
もし、質問をするのであれば、この海づくり大会に3年で5億の金を使うだけの意味があるのかということに切り込むべきなのである。(その記者も一度はそのような質問をしているのに、そこを掘り下げていない。)
天皇皇后が毎年行っているから、あれだけのお金をかけることを内容を問われないままに正当化されている可能性があるのではないだろうか。
天皇皇后が来るか来ないかでの予算の違いを追及するよりも、そっちの方が重要なはずだ。
実際の行事も形式的なものばかりだという話もあるので、もしその記者が続報を書く気があるのであれば、そのあたりの所を批判的に検証すれば良いと思う。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

司法試験と行政法敗北外交 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。